英語で話しているとき、ぴったりの言葉が出てこなくて黙ってしまった経験はありませんか?

そのまま沈黙してしまうのが、実は一番もったいないことです。英語が流暢な人でも、ぴったりの単語がすぐ出てこないことはよくあります。大切なのは言葉を知っているかどうかではなく、「知っている言葉で何とかする」スキル――言い換え力です。

今回は、英語が出てこないときでも会話を止めない20のテクニックとフレーズを紹介します。「難しい言葉を使わなくても伝わる」感覚をつかむと、英語スピーキングへの苦手意識がどんどん薄れていきますよ。


時間を稼ぐフィラーフレーズ(5選)

英語が出てこないとき、まずやるべきことは「沈黙を埋める」ことです。考える時間を作りながら、会話を止めないためのフィラー(場つなぎフレーズ)を使いましょう。

1. Let me think about that for a second.

「ちょっと考えさせて」という意味。黙り込む代わりに、これを言うだけで「考えている最中」というシグナルを相手に送れます。完全に止まる前に使うのがコツです。

例文: “What do you think about that idea?” — “Let me think about that for a second… I think it sounds good.”(その案どう思う? — ちょっと考えさせて……良さそうだと思うよ。)

2. How do I put this…

「なんて言えばいいかな…」という意味。言葉を探しながら考えているようすを自然に表現できます。日本語の「えっと……」に近い感覚で使えます。

例文: “How do I put this… it’s like a mix of excitement and nervousness, I guess.”(なんて言えばいいかな……興奮と緊張が混ざったような感じ、かな。)

3. That’s a good question. Let me think.

「いい質問ですね。考えます」という意味。答えにくい質問をされたとき、焦らず考える時間を作れます。相手も「真剣に考えてくれている」と感じてくれます。

例文: “That’s a good question. Let me think… I’d say the biggest challenge was time management.”(いい質問ですね。考えてみると……一番の課題は時間管理だったと思います。)

4. What’s the word… / What do you call it…

「何て言うんだっけ……」という意味。単語が思い出せないときに使えるフレーズ。これを言うだけで「言葉を探している」と伝わり、相手が助けてくれることもあります。

例文: “I went to that famous place, what do you call it… you know, near the river with the big bridge.”(あの有名な場所に行ったんだけど、何て言うんだっけ……川沿いの大きな橋のそばのところ。)

5. You know what I mean?

「わかる?」「伝わってる?」という意味。うまく説明できているか不安なとき、相手に確認しながら会話を続けられます。相手も「わかるよ!」と返してくれることが多く、会話のテンポが保たれます。

例文: “It felt like everything was moving too fast, you know what I mean?”(すべてが早く動きすぎているように感じたんだよね、わかる?)

英語で話しながら一生懸命言葉を探している人のイラスト


簡単な言葉に置き換えるテクニック(5選)

難しい単語が出てこないときは、知っている簡単な言葉で説明する「言い換え」が最強の武器になります。複雑な表現を分解して、シンプルに伝えましょう。

6. It’s like… / It’s kind of like…

「〜みたいな感じ」という比喩表現。抽象的な気持ちや複雑な概念を、相手がイメージしやすい例えに変えられます。“like” を使うだけで、難しい説明が一気に親しみやすくなります。

例文: “It’s kind of like when you finish a puzzle — that feeling of satisfaction.”(なんかパズルを完成させたときみたいな——あの達成感に似てる。)

7. It’s the opposite of…

「〜の反対」という言い換え。言いたい単語が出てこないとき、その反対の言葉で説明する方法です。“shy” という単語が出てこなくても、“the opposite of outgoing” で伝えられます。

例文: “She’s kind of… the opposite of shy? She talks to everyone.”(彼女はなんか……恥ずかしがり屋の反対みたいな感じ?誰にでも話しかけるよ。)

8. It’s a type of… / It’s a kind of…

「〜の一種」という言い換え。物の名前がわからないとき、それが属するカテゴリで説明する方法です。“ramen” という言葉が通じなくても、“a kind of Japanese noodle dish” で伝わります。

例文: “It’s a type of soup with noodles and usually pork broth.”(麺が入ったスープの一種で、たいてい豚骨ベースのスープだよ。)

9. You use it when… / You use it for…

「〜するときに使うもの」という機能説明。物の名前が出てこないとき、その用途で説明する方法です。単語が思い出せなくても、何をするものかを言えば伝わります。

例文: “It’s that thing you use when you want to open a wine bottle.”(ワインのボトルを開けたいときに使うやつ。)

10. The person who… / The place where…

「〜する人」「〜の場所」という関係節を使った言い換え。職業名や場所名が出てこないとき、その人や場所の役割を説明する方法です。

例文: “I talked to the person who fixes your teeth… the tooth doctor.”(歯を治してくれる人に話したよ……歯のお医者さん。)


気持ちを伝える言い換えテクニック(5選)

感情や状態を表す言葉が出てこないときでも、シンプルな言葉の組み合わせで十分に伝えられます。「難しい感情表現を使わなくても伝わる」感覚を身につけましょう。

11. I feel like…

「〜な気がする」「〜という感じ」という意味。感情を直接表現する言葉が出てこないとき、この後に状況を説明するだけで気持ちが伝わります。

例文: “I feel like I’m talking in circles and not making any sense.”(なんかグルグルしてて、うまく伝えられてない気がする。)

12. Something felt off. / Something seemed wrong.

「なんか変な感じがした」「おかしいと思った」という意味。具体的に何がどうおかしいか言えないときでも、この表現で「違和感があった」ということを伝えられます。

例文: “Something felt off when I walked in. The mood was strange.”(入ったときなんか変な感じがした。雰囲気がおかしかった。)

13. It made me happy / sad / uncomfortable.

「〜な気持ちになった」という基本表現。感情を表す高度な語彙が出てこなくても、happy・sad・excited・nervous・uncomfortable などの基本単語で十分に伝わります。

例文: “It made me a little uncomfortable, honestly.”(正直、ちょっと居心地悪い気持ちになったよ。)

14. I wasn’t sure what to think.

「どう思えばいいかわからなかった」という表現。複雑な気持ちや戸惑いを、難しい単語を使わずに伝えられます。“confused” や “conflicted” という言葉が出てこないときに便利です。

例文: “When she said that, I wasn’t sure what to think. It was unexpected.”(彼女がそう言ったとき、どう思えばいいかわからなかった。予想外だったから。)

15. I didn’t know how to react.

「どう反応すればいいかわからなかった」という表現。驚いたり困惑したりした場面を説明するときに使えます。リアクションの言葉が出てこないときの救世主フレーズです。

例文: “He said it so suddenly. I didn’t know how to react.”(急に言われたから。どう反応すればいいかわからなかった。)

友達と自信を持って会話している人のイラスト


会話を続けるためのつなぎテクニック(5選)

「言い換え」だけでなく、相手に助けてもらったり、話を別の方向に進めたりするテクニックも知っておくと、会話がずっと続けやすくなります。

16. Is there a word for that in English?

「それって英語で何て言うの?」という意味。うまく言えないことを、素直に相手に聞く方法です。ネイティブも「良い質問だね!」と喜んで教えてくれることが多く、自然な語彙習得にもなります。

例文: “I mean, that feeling when you smell something and it reminds you of a memory. Is there a word for that in English?”(何かのにおいを嗅いで昔の記憶がよみがえる感覚なんだけど。英語で何て言うの?)

17. Does that make sense?

「伝わってる?」「意味わかる?」という意味。うまく説明できているか確認しながら話を進めるフレーズ。“You know what I mean?” よりも少し丁寧なニュアンスです。

例文: “So it’s like two different ideas that seem to contradict each other, but both are true. Does that make sense?”(二つの矛盾するように見えるアイデアが、どちらも正しいみたいな感じ。伝わってる?)

18. Actually, let me rephrase that.

「ちょっと言い直させて」という意味。一度言った表現がしっくりこないとき、やり直す許可を自分に与えるフレーズです。言い直すことは失礼ではなく、むしろ丁寧さの表れです。

例文: “I was, uh… actually, let me rephrase that. I was really disappointed, but I understood why it happened.”(なんか……ちょっと言い直させて。すごくがっかりしたけど、なぜそうなったかはわかったよ。)

19. What I’m trying to say is…

「言いたいのは……」という意味。うまく話せていないと感じたとき、本筋に戻るための言い直しフレーズ。これを言うと、相手は「もうすぐ要点が来る」と集中して聞いてくれます。

例文: “It’s complicated… what I’m trying to say is, I think the decision was made too quickly.”(複雑なんだけど……言いたいのは、決断が急ぎすぎだったと思うってこと。)

20. Sorry, English is not my first language!

「英語は母語じゃないから、ごめんね!」という意味。ここまでのテクニックを使っても言えないときの最後の切り札。これを言うと、相手は「もっとゆっくり話そう」「手伝うよ」と助けてくれます。

ポイント: 実はこれを言うこと自体、会話を続けようとしている姿勢の表れです。黙るよりずっといい。笑顔で言えば、相手との距離もグッと縮まります。


まとめ:「伝えようとする力」が英語力を育てる

今回紹介した20のテクニックをおさらいしましょう。

  1. Let me think about that for a second. — 考える時間を作る
  2. How do I put this… — 言葉を探していることを示す
  3. That’s a good question. Let me think. — 丁寧に間を作る
  4. What do you call it… — 単語が出てこないことを伝える
  5. You know what I mean? — 伝わっているか確認する
  6. It’s like… — 比喩で説明する
  7. It’s the opposite of… — 反対語で説明する
  8. It’s a type of… — カテゴリで説明する
  9. You use it when… — 用途で説明する
  10. The person who… — 役割で説明する
  11. I feel like… — 感情を状況で表す
  12. Something felt off. — 違和感を簡単に伝える
  13. It made me happy / sad. — 基本感情語で伝える
  14. I wasn’t sure what to think. — 複雑な気持ちを伝える
  15. I didn’t know how to react. — 困惑を伝える
  16. Is there a word for that? — 相手に教えてもらう
  17. Does that make sense? — 伝わっているか確認する
  18. Let me rephrase that. — 言い直す許可を取る
  19. What I’m trying to say is… — 要点に立ち返る
  20. Sorry, English is not my first language! — 助けを求める

英語が出てこないのは、語彙が足りないからだけではありません。「言い換える」という発想があるかどうかの差が大きいのです。難しい言葉を一つ覚えるより、今知っている言葉で何とかする力の方が、実際の会話ではずっと役に立ちます。

Pelatでは、AIと毎日気軽に英語チャットができるので、今回紹介したフィラーや言い換えフレーズを実際に使って練習できます。「うまく言えないな」と思ったら、まず “How do I put this…” と打ち込んでみてください。続けていくうちに、英語が出てこなくて黙るより、何とかして伝えようとする力が自然と身についていきますよ。