観光地の近くや駅のホームで、外国人から突然「Excuse me, where is the station?」と話しかけられた経験はありませんか?

そういうとき、英語で「ちゃんと案内したい」という気持ちはあるのに、言葉が出てこなくて「Sorry, I don’t know…」と流してしまった——という人、実は多いです。

でも、道案内に必要なフレーズはそんなに多くありません。方向・距離・目印の3つを押さえれば、ほとんどの場面に対応できます。今回は場面別に使える道案内フレーズを20個紹介します。


方向を伝えるフレーズ(5選)

まずは「右に曲がって」「まっすぐ行って」など、方向を伝える基本フレーズです。シンプルな言葉で正確に伝えましょう。

1. Go straight ahead.

「まっすぐ進んでください」という最も基本的な道案内フレーズ。“straight” だけでも伝わりますが、“ahead” をつけると「前方に」という方向感が明確になります。

例文: Go straight ahead for about two blocks.(約2ブロックまっすぐ進んでください。)

2. Turn right at the corner.

「角を右に曲がってください」というフレーズ。“Turn left” で左折になります。目印(the corner / the traffic light / the convenience store)を組み合わせるとさらに伝わりやすいです。

例文: Turn right at the corner and you’ll see it.(角を右に曲がると見えてきます。)

3. It’s on your left.

「左手にありますよ」というゴール到着を伝えるフレーズ。“on your right” で右手になります。“You can’t miss it.”(見落とすことはないですよ)と添えると親切な印象になります。

例文: Go down this street and it’s on your left.(この通りを進むと左手にあります。)

4. Head toward the park.

「公園の方向へ向かってください」という目印を使った案内。“Head toward…” は「〜の方向へ進む」という意味で、ランドマークが見えている場面で使いやすい表現です。

例文: Head toward the park and then take the first left.(公園の方向へ進んで、最初の角を左に曲がってください。)

5. Go back the way you came.

「来た道を戻ってください」というフレーズ。相手が通り過ぎてしまったときに使います。“You’ve gone too far.”(少し行きすぎましたね)と組み合わせると自然です。

例文: You’ve gone too far. Go back the way you came.(少し行きすぎましたね。来た道を戻ってください。)

地図を見ながら道案内するイラスト


距離・時間を伝えるフレーズ(5選)

「どのくらいの距離か」「何分くらいかかるか」を伝えるフレーズです。距離感を共有できると、相手の安心感がぐっと上がります。

6. It’s about a 5-minute walk.

「歩いて約5分です」という定番フレーズ。“a 5-minute walk” のように「数字 + 分 + walk/drive/ride」の形で使います。日本人が英語で距離を伝えるとき、これが最も自然に使える表現のひとつです。

例文: It’s about a 5-minute walk from here.(ここから歩いて約5分です。)

7. It’s not far from here.

「ここから遠くないですよ」という安心させる一言。距離を具体的に言う前に添えるだけで、相手をリラックスさせる効果があります。

例文: It’s not far from here. Just around the corner.(ここから遠くないですよ。角を曲がったところです。)

8. It’s about two blocks away.

「2ブロック先です」という距離の伝え方。日本には「ブロック」という感覚があまりないですが、外国人には “block” がとても伝わりやすい単位です。

例文: It’s about two blocks away, on the right side.(2ブロック先の右側にあります。)

9. You can walk there in about 10 minutes.

「歩いて10分ほどで着きます」というフレーズ。“It’s a 10-minute walk” と言い換えることもできます。状況に応じて使い分けましょう。

例文: You can walk there in about 10 minutes if you take this shortcut.(このショートカットを使えば歩いて10分で着きます。)

10. It’s pretty far — I’d recommend taking the train.

「かなり遠いです——電車をおすすめします」という応用フレーズ。歩いていける距離でない場合は、正直に伝えてあげるのが親切です。“I’d recommend…” は押しつけにならない柔らかい提案の形です。

例文: It’s pretty far from here. I’d recommend taking the train from that station.(ここからはかなり遠いです。あの駅から電車に乗ることをおすすめします。)


目印を使ったフレーズ(5選)

「コンビニを右に曲がって」「信号を渡って」など、目印を使うと格段に伝わりやすくなります。日本は目印が豊富なので、積極的に活用しましょう。

11. You’ll see a convenience store on your right.

「右手にコンビニが見えます」という目印の伝え方。“You’ll see…” は「〜が見えてきます」という意味で、相手が確認できるものをガイドとして使う自然な言い回しです。

例文: Go straight and you’ll see a convenience store on your right.(まっすぐ進むと右手にコンビニが見えます。)

12. Cross at the traffic light.

「信号のところで渡ってください」というフレーズ。日本の街には信号が多いので、よく使う表現です。“Crosswalk”(横断歩道)と組み合わせることもあります。

例文: Cross at the traffic light, then turn left.(信号で渡ってから左に曲がってください。)

13. The station is right next to the big red building.

「駅は大きな赤い建物のすぐ隣です」という目印フレーズ。色や大きさで建物を描写すると、相手がターゲットを視覚的に見つけやすくなります。

例文: The station is right next to the big red building. You really can’t miss it.(駅は大きな赤い建物のすぐ隣です。絶対に見つかりますよ。)

14. Walk past the park and then…

「公園を通り過ぎて、それから…」という連続した案内フレーズ。“Walk past…” は「〜を通り過ぎる」という意味で、複数ステップの案内をつなげるときに便利です。

例文: Walk past the park and then you’ll see the entrance on your right.(公園を通り過ぎると、右手に入口が見えます。)

15. It’s just past the intersection.

「交差点をちょっと過ぎたところです」というフレーズ。“Just past…” は「〜をちょっと過ぎた場所」というニュアンスで、ゴールが交差点や目印のすぐ先にある場合に使います。

例文: It’s just past the big intersection, on the left side.(大きな交差点をちょっと過ぎた左側にあります。)

スマホの地図を見せながら案内するイラスト


地図やスマホを活用するフレーズ(5選)

言葉だけで伝えるのが難しいときは、スマホの地図を見せるのが一番です。そのときに使える便利フレーズを紹介します。

16. Let me show you on the map.

「地図で見せますね」という一言。言葉での説明が難しいと感じたら、すぐにスマホを出してこのフレーズを使いましょう。相手も安心してくれます。

例文: It’s a bit complicated to explain. Let me show you on the map.(少し説明が難しいので、地図で見せますね。)

17. Here — you are here.

「ここです——今はここにいます」というマップ指差しフレーズ。“You are here” は地図の「現在地マーク」そのもの。シンプルだけど、画面を指しながら言うと抜群に伝わります。

例文: Here — you are here, and the station is just over here.(ここです——今ここにいて、駅はすぐこちらです。)

18. Just follow this route on Google Maps.

「Google マップのこのルートに従って進んでください」というフレーズ。経路を設定してスマホを渡すだけでも助かりますが、このフレーズを添えると親切度がアップします。

例文: Just follow this route on Google Maps — it’ll take you right there.(Google マップのこのルートに従って進めば、そこに着きます。)

19. I’ll walk you there if you’d like.

「よければ一緒に案内しますよ」という最高に親切な一言。もし時間があれば、これが最もシンプルな解決策です。外国人旅行者にとってこの言葉はとても心強いはずです。

例文: It’s a bit hard to explain. I’ll walk you there if you’d like.(少し説明が難しいので、よければ一緒に案内しますよ。)

20. Sorry, I’m not sure — I’m not from around here.

「すみません、よくわからなくて——この辺に詳しくないんです」というフレーズ。知らない場所を聞かれたときに使う、素直な一言です。わからないときに正直に伝えることも、大切なコミュニケーションです。

例文: Sorry, I’m not sure about that area. I’m not from around here.(すみません、その辺はよくわからないです。この辺に詳しくなくて。)


まとめ:道案内は「伝える勇気」が9割

英語での道案内は、完璧な文法よりも「伝えようとする気持ち」が大切です。たとえ短い単語の組み合わせでも、身振り手振りをプラスすれば十分に伝わります。

今回紹介した20フレーズをざっくり整理すると、こんな感じです。

  • 方向: “Go straight.” / “Turn right at the corner.”
  • 距離: “It’s about a 5-minute walk.” / “It’s not far.”
  • 目印: “You’ll see…” / “Just past the intersection.”
  • 地図: “Let me show you on the map.” / “Just follow this route.”

どれも短くてシンプルですよね。まずはこの中から5〜6個だけ、自分の口になじむまで練習してみてください。

Pelat では、外国人との実際の会話形式でこういった道案内シーンを練習できます。「突然話しかけられた!」というシチュエーションも設定できるので、本番前の予行演習にぴったりです。実際の場面で自信を持って案内できるようになるまで、繰り返し練習してみましょう。