TikTokを眺めていると、コメント欄に謎の英語フレーズが並んでいませんか?
「POV:」「rent free」「understood the assignment」——字幕を読んでも、翻訳しても、なんかしっくりこない。そんな経験、きっとあるはず。
TikTokのスラングはSNS内で生まれて爆速で広まるので、辞書には載っていないものがほとんどです。でも一度意味がわかると、コメント欄がグッと面白くなります。今回は、TikTokやSNSで頻繁に見かけるスラングを20個、カテゴリー別に解説します。
まず押さえておきたい TikTok 定番フレーズ(5選)
TikTokのコメント欄でほぼ毎日見かける、基本のスラングから始めましょう。
1. POV:(Point of View)
「〜の視点」という意味。動画の冒頭や説明欄に「POV: あなたは〇〇」という形で使われ、視聴者をその状況に引き込むスタイルです。「もし自分が〇〇だったら」というシチュエーション動画の定番フォーマットです。
例文: POV: you’re late for work and the coffee machine is broken.(視点:会社に遅刻しそうなのに、コーヒーメーカーが壊れている。)
2. Tell me you… without telling me you…
「〜だと言わずに〜だと教えて」という意味のフレーズ。直接言わなくてもわかる行動や言動を指摘するときに使います。ユーモアたっぷりの定番フォーマットです。
例文: Tell me you’re a cat person without telling me you’re a cat person.(猫好きだと言わずに猫好きだってわかるやつ教えて。)
3. Understood the assignment
「仕事(課題)を完璧に理解した」という意味。何かをパーフェクトにこなした人を褒めるときに使います。「さすが」「完璧にわかってる」「まさにこれ」というニュアンスです。
例文: Her outfit for the red carpet? She understood the assignment.(レッドカーペットでの彼女の衣装?完璧にわかってる。)
4. It’s giving…
「〜な雰囲気がある」「〜っぽい」という意味。見た目や場の空気を表現するときに使います。「It’s giving main character energy(主人公感がある)」のように後ろに名詞を続けます。
例文: This café is giving cozy autumn vibes.(このカフェ、秋のほっこり感があるね。)
5. That’s so real
「わかりすぎる」「ガチでそれ」という共感の表現。あるあるな状況や気持ちを的確に言い表した投稿へのリアクションとして使われます。日本語の「わかる〜!」に近い感覚です。
例文: “I only meant to open TikTok for 5 minutes” “That’s so real.”(「TikTok、5分だけのつもりだったのに」「わかりすぎる。」)

Z世代が使うリアクション系スラング(5選)
コメント欄でよく見かける、気持ちを表すスラングです。ネイティブのリアクションパターンを覚えると、返信もしやすくなります。
6. I’m dead / I’m deceased
直訳は「死んだ」「亡くなった」ですが、スラングでは「笑いすぎて死んだ」という意味。日本語の「無理www」「笑い死ぬ」に相当します。💀 の絵文字と一緒に使われることが多いです。
例文: I’m dead, this is the funniest thing I’ve seen today.(笑い死ぬ、今日一番面白いやつこれ。)
7. Rent free
「家賃なしで頭の中に住んでいる」=「ずっと頭から離れない」という意味。忘れられない曲、セリフ、シーン、人などに使います。「living rent free in my head」の形が定番です。
例文: That ending scene has been living rent free in my head for a week.(あのラストシーン、1週間ずっと頭から離れない。)
8. No thoughts, head empty
「何も考えてない、頭の中が空っぽ」という意味。ぼーっとしているときや、難しいことを考えるのをやめたいときにユーモアたっぷりに使います。脱力系のリアクションとして定番です。
例文: It’s Monday morning. No thoughts, head empty.(月曜の朝。何も考えてない、頭空っぽ。)
9. Caught in 4K
「4Kカメラで撮られた」=「完全に証拠を押さえられた」という意味。誰かが嘘をついていたり、ずるをしていたりするのが明らかになった瞬間に使います。「バレた」「証拠隠滅失敗」のニュアンスです。
例文: He said he didn’t eat my snacks and then I checked the camera. Caught in 4K.(自分のお菓子食べてないって言ったのに、カメラ見たら全部バレた。)
10. Main character energy
「主人公オーラ」「主人公の振る舞い」という意味。自信にあふれていたり、まるで映画のワンシーンのような状況を表すときに使います。褒め言葉として使われることがほとんどです。
例文: Walking into the room like that? Pure main character energy.(あんな感じで部屋に入ってくるの?完全に主人公だよ。)
「やばい」を英語で言いたいときのスラング(5選)
「すごい」「最高」「やばい」を表す英語スラングは、時代とともに変わり続けています。今どきのZ世代が使う表現を覚えておきましょう。
11. Hits different
「何かが特別に感じられる」「いつもと違う感動がある」という意味。同じものでも、状況やタイミングによって響き方が違うときに使います。「雨の日に聴く音楽」とか「深夜のラーメン」とか、そういう感覚です。
例文: Coffee hits different when you’re working from home.(在宅ワークのときのコーヒーって、なんか特別においしく感じるよね。)
12. Slaps
「最高にいい」「超いい曲」という意味。特に音楽に対してよく使われますが、食べ物や体験にも使えます。「This song slaps(この曲、マジいい)」の形が定番です。
例文: Have you heard their new album? It slaps so hard.(新しいアルバム聴いた?めちゃくちゃいいんだけど。)
13. Ate and left no crumbs
「完璧にやりきった」「残らず食べた(=一切隙がなかった)」という意味。ダンス、ファッション、プレゼン、何であれ完璧にこなした人への最大級の褒め言葉です。
例文: That performance? She ate and left no crumbs.(あのパフォーマンス?完璧すぎて隙がない。)
14. Slay
「最高!」「完璧!」「決まってる!」という褒め言葉。もともとは「殺す」という意味ですが、スラングでは「圧倒的にかっこいい」というポジティブな意味になります。TikTokで一番よく見るスラングの一つです。
例文: New haircut! Slay!(髪切ったね!最高じゃん!)
15. Era
「〜の時期」「〜期」という意味。自分が今どんなフェーズにいるかを表すときに使います。「I’m in my _____ era(今は〜な時期)」の形がTikTokで大流行しました。
例文: I’m in my cooking era. Made homemade pasta three times this week.(今は料理期。今週手作りパスタ3回作った。)

コメント欄でよく見る謎のフレーズ(5選)
TikTokのコメント欄に突然現れる、一見意味不明なフレーズたちです。知っていると「あ、これか!」とすぐに反応できます。
16. Ratio
コメント欄で「Ratio」と書くのは、その投稿やコメントへの「批判的な挑戦」を意味します。もともとは返信数がいいね数を上回ることで元コメントが「負けた」とされる文化から来ています。「この意見には賛成できない」という表明として使われます。
例文: Ratio.(←元コメントへの批判的な返信として単独で使う。)
17. Skill issue
「それはスキルの問題だよ」という意味。ゲーム用語から来たスラングで、誰かが失敗したときに「練習が足りないだけでしょ」と(冗談っぽく)言うときに使います。同情よりも「自分の問題では?」というニュアンスです。
例文: “I can never parallel park.” “Skill issue.”(「縦列駐車、ぜったいできない」「スキルの問題では?」)
18. Delulu
「Delusional(妄想的・現実離れした)」の略・変形スラング。自分や誰かが非現実的な期待をしているときに使います。推しのことを本気で好きすぎる人や、明らかに無理なことを信じている人に対して、笑いを込めて使われます。
例文: I genuinely believe my favorite actor knows I exist. I’m so delulu.(推しに自分の存在が伝わってると本気で思ってる。完全に妄想族。)
19. Understood the vibe
「雰囲気をちゃんと理解してる」「空気を読んでる」という意味。場の空気や求められているものをぴったり把握している人や状況に対して使います。「Understood the assignment」に近いニュアンスです。
例文: The DJ read the room and played exactly what we needed. Understood the vibe.(DJが場を読んで、まさに必要な曲をかけてくれた。完全にわかってる。)
20. Not me doing…
「またやってしまった」「恥ずかしながら私です」という自虐的な告白フレーズ。自分のちょっと恥ずかしい行動を笑いながら告白するときの定番フォーマットです。
例文: Not me rewatching the same TikTok 10 times in a row.(同じTikTok10回連続で見直してるの、恥ずかしながら私です。)
まとめ:スラングを知るとTikTokがもっと楽しくなる
今回紹介した20個のスラングは、TikTokのコメント欄やSNSで今まさに使われているものばかりです。
「POV:」「It’s giving」「Slay」あたりは特に登場頻度が高いので、まずこの3つから覚えてみてください。慣れてきたら「Ate and left no crumbs」や「I’m in my ___ era」のような表現も使ってみると、一気にネイティブっぽい雰囲気が出ます。
スラングは使われる文脈とセットで覚えるのが一番です。Pelat では実際のネイティブとのチャットを通じて、こうしたスラングを自然な流れで使う練習ができます。コメント欄で読むだけじゃなく、自分でも使ってみると記憶に残りますよ。
TikTokのコメント欄は、生きた英語の宝庫です。次にスクロールするときは、謎のフレーズをそのままスルーせず、「これってどういう意味?」と立ち止まってみてください。